第1章 最後の思い出

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こうやって見てると、私も彼氏がほしいなと思う。 カップルたちは幸せそうに話したりしていて、とても羨ましい光景だった。 ぼーっと喫茶店の中を見てると、窓の外を屋上で見た先輩が歩いて行くのが見えた。 友達数人と一緒だった。先輩は笑いながら楽しそうにしていた。 「……」 先輩たちを目で追っていると、定員さんがトレイに注文したものを乗せて歩いてきた。 「お待たせしました」 目の前に並べられるアイスケーキとアイスたち。 窓の外に目をやると、すでに先輩は通り過ぎてしまっていた。
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