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未亜ちゃんが配ってくれている間に、お兄ちゃんはオレンジジュースをそそいでいく。
みんなのケーキとジュースを配り終え、みんなで手を合わせた。
「いただきまーす！」
あれ、掛け声ってメリークリスマスでは……ま、まあいいか。
私はこの食べたくて食べたくて仕方なかったフォーティワンのケーキアイスを……一口。
「ん、んま！ やば！ なのこれハンパな！」
「真緒うるさい」
「河井さん、こんなので喜ぶなら毎日でも買ってきてあげるよ」
斎藤くんはクスクス笑いながら、何故かケーキを半分くれる。
「え……！」
「あげる」
「やったー！ わーいありがとう！」
チラッと見えたお兄ちゃんの苦笑いは見ないふりで……。
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