第4章 幸せはここに

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あの兄弟と妹、なんていう地雷を仕掛けていったのよ……!? 「え、えーと綾翔……」 「お、俺まだ結婚出来る年じゃねーし! だ、誰がお前なんかと……!」 そう言う綾翔の顔は真っ赤になっている。 本当に綾翔は恋愛ネタには弱いらしい。 「あーはいはい。恥ずかしい恥ずかしい」 「はっ、恥ずかしくねーし!」 「あーはいはい。恥ずかしくない恥ずかしくない」 「お前ムカつく……!」 綾翔はダッシュで階段を駆け上っていく。 私はそれを追いかけるように綾翔の後を走って階段を上る。 上り終わった時に、綾翔の部屋のドアがバタンっと閉まるのが見えて、私はちょっとだけ綾翔をからかうことを決めた。
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