第4章 幸せはここに

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お昼。 すでに陽は傾いてきている午後1時過ぎ。 冬は本当に陽が落ちるのが早くて、あと2時間くらいしたら薄暗くなってすぐに陽が落ちる。 なんだか、冬は損した気分。 陽が昇るのは遅いくせに、落ちるのは早いなんて詐欺じゃない? どんなに一緒にいたくても、冬はずっといられない。 早く門限なんかなくなればいいのに。 大人になっても門限ありそうだけどね……みんな過保護だから、すぐ心配してくるんだから。 もしお母さんたちがお仕事なかったら、クリスマスだってあんなに遅くまで先輩といることもなかったかも……。 なんて……本当は遅くまでいる気もなかったのかも……ね。
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