第4章 幸せはここに

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口の中……それから体の中を温かい甘酒が流れていく。 冬で、それに都会でもないこの町。 星が空一面に輝いている。 「星……きれいですね」 「ああ……本当。綺麗だね」 神社を照らすオレンジ色の炎がゆらゆらと揺れて綺麗だ。 上を見れば一面の星。 うん……今年も、いい年だったな……きっと、来年も……来年もいい年になればいい……。 甘酒を飲み終わった私たちは、拝殿へと向かい参拝をすることに。 「うわ……やっぱ並んでますね。何分待ちなんですかね……」 「本当だね……どうする?」 こんな寒い中で待つのはキツいけど……せっかく神社に来たんだから! 「な、並びましょう!」
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