第5章 想いの果てに

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お正月から1ヶ月経った2月上旬。 もう少しで期末テストがあり、その結果なども含まれて進級出来るかどうかがかかる。 頭悪いながらも成績表に評定1はなく、だからといって5があるわけでもない。 2と3が入り交じっている。 「あーやだなー成績表! お兄ちゃんが頭良すぎるから見せるのが恥ずかしいよ!」 「真緒、勉強は……」 「してるわけねーだろ。こいつ漫画とか小説読みながらポテチ食ってるタイプだぜ」 「河井さんって学年52位でしょ? 大丈夫だよ」 「何言ってんだよ。学年63人しかいねーだろ」 く……綾翔フォローの逆をしてるし……ていうか何で斎藤くん私の順位知ってるの!?
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