第5章 想いの果てに

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勉強……か。 考えたら、私このまま行ったら順位がもう最下位になっちゃいそう。 これは不味いな……。 「勉強しなきゃ……」 「無理だろ」 「無理だね」 なんだとぅ。 い、いやまあ無理なのは自分でわかってるんだけどね……。 勉強し始めると気になる部屋、寝ちゃダメだと思うと重くなるまぶた、何故か気になり始める携帯。 「無理! 絶対勉強なんかできない!」 「だろーな。つか、蛍とかに教えてもらえばいいだろ」 「え、お兄ちゃん!?」 「あいつずっと学年1位だったろ」 「そ、そういえば……」 いつも100点近いテストを持ってきてたなお兄ちゃん……。
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