第5章 想いの果てに

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「というわけで、勉強教えてくださいお兄ちゃん!」 「ふふ、嫌だ」 笑顔で断られた!? 「な、なんで!? あなたの妹が苦しんでるんですよ!?」 「自業自得だろ」 「うわーんお兄ちゃんのバカ!」 「ていうか、普通に綾翔とかその先輩とかに教えてもらえばいいんじゃないの?」 「……はっ」 そうか普通に綾翔に乗せられてお兄ちゃんに頼んだけど……。 現役高校生が身近に……! 「と、いうわけでお願いします綾翔!」 『は、嫌だよ』 そう言われてブツッと切れる電話。 酷いよ……みんな酷いよ! 「真緒が頭悪すぎるからでしょ大丈夫?」 「大丈夫じゃないから困ってるんでしょー! もうっ!」 号泣。
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