第5章 想いの果てに

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「じゃあお兄ちゃん行ってきます」 「はいはい。行ってらっしゃい」 まさかお小遣いを参考書やらに使う日がくるとは……。 私は家を出て本屋へと向かった。 確か……雑貨屋のところを曲がって……そうしたら本屋あったハズなんだけど。 「とりあえず雑貨屋まで向かおうかな」 今日は晴れ。 まだまだ雪は降って真冬な感じだけど、それでもたまに暖かい日はある。 「このまま溶けてくれればいいのに……」 夜になると溶けた雪が氷になって危ないし、またすぐに雪が降って降り積もる。 こういうのを繰り返しながら、徐々に雪が消えていく。
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