第5章 想いの果てに

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「それより参考書探すのくらいだったら一緒に探してあげるよ」 「え、でも……」 「そのかわり、絵本一緒に探してくれる?」 「それなら!」 私と斎藤くんは一緒に店に入り、まずは階段を上がって参考書を探すことにした。 斎藤くんって、やっぱり参考書とか買うことあるのかな。 頭いいし……。 「教科は?」 「…………」 「あーはいはい。全部ね」 「まだ何も言ってないじゃないですかっ!」 どうせ私は得意科目ないですよ! 「河井さんは参考書というか基礎問題集がいいんじゃない? 小学生の」 「そこから!?」
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