第5章 想いの果てに

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「そうそう、ねえ、誰か河井さんに数学教えてあげてよ。数学は参考書があっても覚えないし」 ん? 覚えれないじゃなくてですか? 「…………」 「…………」 「あれ、イヤなの? じゃあ俺が教えてあげようかな。成績は俺が1番だし」 そう言って斎藤くんは再び私に近付いてくる。 これは……まずいよ!? 「しっ……! 仕方ねぇな! よし俺が教えてやるよ!」 「ぼぼっ、僕も!」 二人は慌てた感じで私と斎藤くんを引き離す。 という事は二人に教えてもらえる? 斎藤くん……ナイスですよ流石はドSの策士ですね!
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