第5章 想いの果てに

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あのとき。 綾翔に言われた事をちゃんと見直せばよかったの。 本当に好きなのかを……。 「じゃーとりあえずココからやるか」 「そうだね。因数分解が出来ないなんてダメだしね」 「ひ、酷い事を言うんだね……」 綾翔に先輩に斎藤くんかぁ。 性格はバラバラだけど、ただ、優しい事にはかわりない。 「おい真緒。聞いてんのか。やるぞ」 「あっ! うん、よろしくお願いします!」 「じゃあ真緒ちゃん。ノートを開いてね」 「はいっ開きました!」 「じゃ、頑張ってね」 「ええ!? 見捨てないでください!」 みんなといられたら、きっとずっと楽しいのにな。
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