第5章 想いの果てに

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「ほら、先輩こういう痛いのが河井さんが喜ぶこと。ね、痛くしたげて」 「い、いや……その……あはは」 「斎藤くん! 先輩にさっきから変な事言わないでくださいよ!」 綾翔に頬をつねられながら、手を伸ばして斎藤くんを叩こうとする。 その手を軽々と斎藤くんはかわすんだけど……。 「やだなぁ河井さん。河井さんが先輩に嫌われるように色々策略をね……」 「いいい、いりません!」 さ、斎藤くんったら何を考えているやらわかりません! 怖いです! 「ま、真緒ちゃん……僕は大丈夫だから……」 やつれている!?
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