第5章 想いの果てに

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「そういえば、もうすぐテストだけど大丈夫?」 「今ね、綾翔たちに勉強教えてもらってて、ちょっとわかってきたんだよね」 「そうなの。じゃー満点のテスト期待してるわね」 え、満点!? いやいや……頑張っても半分ちょっと下って感じかな……。 「あ、真緒8時になるわよ」 「ええ!?」 全然ゆっくりできてない!? うわーん! 「ごちそうさま! 行ってきます!」 「はーい、行ってらっしゃい」 私は残りのパンとコンスープを飲み込んで、バッグを持って走って家を出た。 バレンタインデー……か。 なんだか特に変わった事はないけど緊張しちゃうなぁ。
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