第5章 想いの果てに

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「あ、お二人にもチョコあげますね。言っておきますが義理チョコですよ」 「へぇ。有り難いね」 「え、俺にもあるんすか。ドモ」 二人はチョコを受け取ってくれる。 甘いもの大丈夫かって聞かなかったけど大丈夫だったかな……。 斎藤くんはアイスとか食べてたから大丈夫だと思うんだけど。 「真緒サンから貰ったって書いておきますね」 「え、なぜにわざわざ」 「いやー。学校に行ったら靴箱と机の中に酷いくらいにチョコ入ってるんで。真緒サンのは覚えておかないと」 ああ……アニメでよくある靴箱を開けるとダァァァとチョコが落ちてくるアレですね。 わかります。 「じゃー、俺は学校あっちなんで。それじゃーチョコは美味しくいただくから、また」
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