第5章 想いの果てに

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ガラガラと音を立てて教室のドアをあけると、すでに殆どのクラスメートが登校していた。 そして教室も赤いオーラが……。 「おはよう。真緒。これ……チョコ」 「おはよう佳奈。私からもチョコ!」 うーん……やっぱりバレンタインは女の子同士でも交換出来るのが嬉しい……! 「真緒ちゃん!」 「チョコあげるよー」 「あ、のどかちゃん、由梨ちゃん! ありがとーっ」 こんなこともあろうかと、予備で持ってきた1つトリュフが入ったやつ! 「じゃあ私からも!」 「ありがと! あ、トリュフだぁ、トリュフ好き!」 「ありがとう真緒ちゃん。ホワイトデーもあげるからねっ」
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