第5章 想いの果てに

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声に出て……ない、よね!? 「心読んで返事しないでください!」 「あはは。まあまあ」 にしても彼氏いるのに、本命のチョコを幼なじみに渡すって。 どれだけドロドロした内容なんだろ……。 でも……折角頑張って作ったんだから、受け取って食べてほしいよね……。 でも……ううううっ! とか――なんとか悩んでいるうちに時間は過ぎていき、お昼を知らせるチャイムが鳴った。 クラスのみんなは購買に行ったり屋上や他のクラスに行ったりしている。 斎藤くんも早々にクラスを出ていった。 「……え、えーと。行きましょうか綾翔」 「ああ。そうだな」
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