第5章 想いの果てに

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まあ、もし本命さんも綾翔の事が好きだったらの話なんだけど……。 「そういえば、綾翔お弁当にしたの?」 「ああ。母さんの練習台にされてて」 「あっ、そっか」 明さん気合い入ってるなぁ。 この前食べたクリスマスの時の料理はすごく美味しかった。 昔の料理は……。 屋上に来ると、雪が積もらないように屋根がついている。 その下には、夏にはなかったテーブルとチェアかセットされてた。 「へ、へぇ……屋上こんな風になってたんだ」 「出入り自由なだけじゃなくて冬は冬なりに屋上に来てもらえるようになってんだな。来たときは俺もびっくりしたよ」
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