第5章 想いの果てに

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しかも無意味に暖房までついてるし……えっと、外で暖房付けるとかとんだエコ無視。 「行こうぜ」 「ああ……うん」 ほぼ屋上の座る場所が埋まっている中、誰もが座りたくないと思うフェンス側が空いていた。 フェンス側……つまり、風通しのいい場所なわけでして……。 「寒そう……」 「い、いいから行くぞ」 綾翔に腕を引っ張られながら、フェンス側に腰をおろす。 「あ、そこまで寒くない」 「ここに暖房あるからじゃね……」 「うあ、本当だ」 テーブルの下に暖房がある。 「なんか、噂だと、自由開放してるせいで飛び降りる生徒防止らしい」
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