第5章 想いの果てに

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「でも、でももし付き合っちゃったどうしよう……」 「もし綾翔が付き合ったら俺らが付き合えばいいんじゃない?」 「は!?」 「あはは、嘘だって」 斎藤くん……私を元気付けようとしてくれてるのかな? でも……こう言われると、この前斎藤弟が言っていた言葉が気になってしまう。 そんなわけないけど……。 「ありがとう。斎藤くん」 「いや、いいよ。元気出しなよ」 「……はい!」 まだ、付き合ったのかどうかすらわからないしね! 私、もう少しだけ頑張ってみよう……。 そして、今年度中に答えを決めなきゃいけないから――
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