最終章 別れ結びの日

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先月。 そう、バレンタインデーで起こった出来事は。 幼なじみチョコだと偽って渡した本命チョコは、呆気なくその存在が消えた。 偽った罰なのか、そもそも先輩を裏切ろうとした罰なのか。 どちらなのかはわからないけど……。 結局、綾翔はあの人と付き合ったのかはわからない。 だけど、最近あの子と一緒にいる事が多くなっている現実について……多分、そうだと思う。 うじうじしていて……そして誰かを傷つけるような事をした私への罰なの? 言って後悔より言わないで後悔する方が嫌だと思った。 もう遅いけど……言ってもいいの?
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