第1章 最後の思い出

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仕方ないから佳奈に声かけようかな……暇な日があればいいんだけど。 私は階段を上がり、部屋のドアノブを握りながら考えた。 「はぁ……何で水着買いにいくくらいでこんなに緊張してんだろ」 普通に服を買いにいく感覚で行ければいいのに。 なんか水着は違うというか……ていうか…… 「ワンピースタイプとビキニタイプどっちがいいだろうか」 ワンピースタイプって子供すぎ? でもビキニって露出がやばいよね。 でも綾翔は男の子……きっとビキニが好きなはず! 私は心の中で片手をグッとして、言い聞かせた。 その時ちょうどよくお兄ちゃんが部屋から出てきたので、この疑問をなげかけてみた。
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