最終章 別れ結びの日

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それを聞いた綾翔は目を見開いて驚いた表情。 「へー、真緒が68点ね……」 「な、なんですか……」 「いや。頑張ったんじゃね?」 そう言って笑う綾翔。 あ……やだ、そんな風に笑顔を見せられると顔が熱くなっちゃう……。 「あ、ねぇ綾翔。もし河井さんが5教科の合計が300点越えたらご褒美あげようよ」 「300点……ああ、いいんじゃね。今まで100行くか行かないかの真緒が300越えたらな」 「え、本当ですか!?」 って、テストやる前に言ってくれたらもっと頑張ったのに! ご褒美……何かなご褒美……。 「じゃあ、ご褒美は河井さんが自由に決められるってことで」
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