第1章 最後の思い出

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「お兄ちゃんはワンピースタイプの水着とビキニどっちが好きですか!?」 唐突な質問に、お兄ちゃんはひきつっていた。 「俺は別に……でも真緒はワンピースのほうがいいだろ?」 「え、なんで?」 そう聞くと、お兄ちゃんは苦笑いを浮かべながら私の胸のほうを見た。 「む、胸がないって言いたいのかあああ!」 「あはは」 お兄ちゃんはそのまま階段を降りて行ってしまった。 ……そうか。 私、自分の体型のことを忘れていました。
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