最終章 別れ結びの日

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そんな事をするなら引っ越すしかなくなっちゃう。 綾翔とか斎藤くんとか……みんなは何処に進路を立てているんだろう? 教室に入ると、斎藤くんは綾翔の席の隣に立って携帯をいじり、綾翔は帰り支度を始めていた。 「あ、河井さん先輩は何だって言いにきたの?」 「なんか卒業式の事があって、暫くは登下校出来ないみたいです」 「ふーん……へぇ」 斎藤くんは意味ありげにニヤリと笑う。 なんというか……いつもの事なんですが、とても怖いです。 「じゃあ、河井さん俺と帰ろうか」 「はい?」 「は!?」 帰り支度をしていた綾翔も驚き焦っていた……。
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