最終章 別れ結びの日

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全然というか……すごく大歓迎なんだけどね……。 「わかった。じゃあ先輩が終わるまで迎えにもいくから」 「あ、ありがとう……でも面倒じゃない? 待ち合わせでも……」 「いいよ。面倒じゃないから」 綾翔って……たまにこう……意思が強くなるっていうか冷静な顔して言ってくる。 こういうの……昔からなのにドキドキしちゃうよ……。 「何時がいい?」 「えっと……前のでいい」 「じゃーそん時間に迎えに行くから。支度しとけよ」 明日から綾翔が迎えに来てくれるのか……。 日課から消えてしまった出来事が、明日から少しの間だけ戻るんだ。
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