最終章 別れ結びの日

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部屋に入り、制服を脱いで部屋着へと着替える。 「綾翔……なんか変だったな……」 私が、手を繋いだから? でも嫌そうな顔なわけじゃなかったけど……それはただの勘違い? 「どうなってもお前のせい……って、どういう意味なんだろ……」 先輩にバレても知らないからって意味ともとれるよね……。 あーわかんないよ! 「綾翔……」 どんなに考えたって、綾翔のことがわかるわけじゃない。 無駄なこと……かな。 「はあ……時が戻っちゃえばいいのに」 戻って、やり直せれば……。 目を閉じれば考える事は綾翔のことばかりで、すごく苦しくなる。
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