第1章 最後の思い出

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いいもん。 別に家族に可愛いって言ってもらいたいわけじゃないし。 「お胸が残念だけど、きっと綾くん可愛いって言ってくれるわよ」 ……みんなして胸の話ばっかり。 そ、そんなに真緒のは小さいでしょうか。 「こほん。いいから真緒、早く着替えなさい」 「風邪ひくよ」 お父さんとお兄ちゃんは苦笑いをうかべながら言った。 私は二人に舌をだして「べーっ」と言ってリビングを出て部屋に戻った。 そして水着を脱いで綺麗にたたむと、旅行用のカバンの中に詰め込んだ。
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