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「せ、先輩もかっこよくて、癒されます」
「そう? ありがとう」
やっぱり先輩はかっこいい。
なんか本当にドキドキしてきちゃったな。
思えば屋上で見たときから先輩のことが気になってて。
も、もしかして一目惚れなんてことはないよね。
恋愛なんかしたことないから本当の気持ちはわからないけど、ただ先輩は周りと違う。
「真緒ちゃん、そろそろ暗くなってきたし帰ろうか」
「あ、はいっ」
私たちは席から立ち上がり、お会計を済ませて店を出た。
これでお別れ。
なんか寂しいな……次に会えるのはいつなんだろう。
「真緒ちゃんはバスかな」
「はい」
「じゃあバス停まで送るね」
そう言って二人で並んで道を歩いた。
夕焼けがなんだか寂しく感じた。夕焼けはさよならだから。
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