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バス停まで送ってもらった私は、時刻表を確認する。
あと十分くらいで来るみたいだ。
「バスが来るまで一緒にいてあげるね」
「えっ……いいんですか?」
「うん、それにもう少しだけ話していたいから」
先輩はにっこりと微笑む。
やっぱり先輩の笑顔を見るとドキドキしちゃうよ。
今日一日先輩といただけで、気持ちって変わるものなのかな。
すごく緊張しちゃう。
「真緒ちゃん、夏休み中にもう一度会えないかな」
「えっ!?」
先輩にそんなこと言ってもらえるなんて嬉しい!
「もちろんです!」
「よかった……今度連絡するから、絶対だよ?」
「はいっ」
さっきまでのドキドキが一瞬で消えて、喜びに変わった。
先輩と夏休み中にまた会えるなんて、誘ってもらえるなんて思ってなかったから。
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