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ビーチにつくと、みんなは楽しそうにはしゃいでいた。
「真緒、遅い」
「あ、あんたねぇ……」
先についていた綾翔が意地悪に微笑みながら私を見て言った。
まだ遊んでもいないのに汗をかいてしまって最悪なんだけど……。
でも、綾翔も楽しそう。
「じゃ、さっそく着替えて来ようよ! 海の家で待ち合わせねっ」
「ああ」
私たちはいったん別れて、更衣室で着替えをはじめた。
ビキニではないけど、今日のために可愛い水着を買ったんだから気合い入れなきゃ!
私は普段下ろしている髪をツインテールにした。
いつもと違う私を見せて、可愛いって言わせてやる。
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