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「なによ、赤くなっちゃって。イヤラシイ」
「ちが……そうじゃなくて……」
いつもならつっかかってくるのに、綾翔は赤くなったまま固まっていた。
私はなんでだろ?
と思ったとき、はっとした。
「あ……!」
「……」
水着越しだけど、私の胸が綾翔の体に押し付けられていた。
私はばっと綾翔から離れると、綾翔は真っ赤になったまま私から顔をそらした。
「で、でも綾翔! 私たちほら、お風呂だって入ったことあるし!」
「何歳の時の話ししてんだよ!」
小学生までは入っていた気がしますが……。
まあ、いいや。
いつもあんなこと言って、ちゃんと私を女の子だって思ってくれてる証拠だもんね。
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