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「うわっ!」
「綾翔、あーんしてくれないと真緒、また抱きつきますよ」
「お前まじないよな……」
綾翔は観念したのか、真っ赤になりながら私を見た。
そして私の持っているホットドッグを一口食べた。
「わーい、綾翔好き」
「お前あとで海に沈めてやるからな」
お昼を食べ終えた私は一先ず……
「かき氷!」
「まだ食うのかよ!」
「だって、早く食べないと日が暮れちゃうもん」
私は再び海の家に行っていちご味のかき氷を買ってきた。
海で食べるかき氷は美味しい。
「またあーんする?」
「いらねぇ」
かき氷を口につめると、頭がキーンと痛くなる。
それがまた「ああ、かき氷」みたいな感じで私は好きなんだけど、綾翔に言ったらバカにされそうだから言わなかった。
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