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かき氷を食べ終わった私と、食べ終わるのを待っていた綾翔は海に入らずに砂浜で座っていた。
私は砂浜に文字を書いては、波で消されるのを見ていた。
現在三時くらい。
あともう少しで夕方になり、海に沈んでいく夕日を見ることが出来るのだ。
「綾翔」
「ん」
「今日は一緒に来てくれてありがとう」
「ああ」
しばらく砂浜で座っていて、暇になったのか綾翔は立った。
そして波に足をつけ、
バシャッ
と、足で水を蹴り、私にかけた。
「……」
「ふん、ばーか」
綾翔は満足そうに笑った。
そしてまた波がきたとき、私に水を蹴り飛ばしてきた。
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