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「あはははっ! 水が滴ってるぞー」
「あーやーとー……!」
私は立ち上がり、綾翔の方に走って頭突きをした。
綾翔と私はバランス崩してしまい、そのまま浅い波の上に転んでしまった。
「お前……いや、それはあり得なくね」
「す、すみません」
すっかり濡れてしまったので、私たちは少しだけ泳ぐことにした。
私は浮き輪をして波に浮いて、それを綾翔に引っ張ってもらって奥へと進んだ。
太陽は傾きはじめていた。
海からみる空はすごく広く思えた。とても青くて綺麗だった。
「暑い夏にかき氷と海は最高ですよね綾翔さん」
「は? 別に普通だろ」
「もう綾翔には感動を求めません!」
私は手で綾翔に水をかけた。
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