第2章 君との別れを

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私はすぐに返信をした。 寝てしまって返信が遅れたことも文章に載せて。 “私はいつでも大丈夫”と。 するとすぐに返信が返ってきた。 こういう早さは綾翔とは違うんだよな……綾翔はめんどうくさいと二時間も三時間も後に返信が来るという。 いや、綾翔がおかしいだけかも。 「明後日……」 メールには“明後日はどう?”と書かれていた。 明後日はとくに用事もないし、会えるのなら早いほうがいいから、もちろん。 「OKですっと」 先輩と初デート……。 可愛い服着て、いつもよりちゃんとメイクして……髪の毛もバッチリきめないと。 そのあと、先輩から待ち合わせ場所と時間、そして一言が添えられてメールがきた。
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