第二章

4/12
前へ
/165ページ
次へ
「毎朝思うけど、お前、音痴だな?」 なに!?音痴だと!? 音痴だからお姫様が姿を現さなかったのか!? 「音痴…っすか?」 あれ?なんか態度悪いなー(笑) 「俺TK高に通う高橋智之!お前は?」 「僕もTK高に通ってる!大塚優です!」 柵越しの会話。 何故がロマンチックに思えて仕方ない! しかもこんな僕に話し掛けてくれて嬉しかった。 お姫様の気持ちが少しわかった。 「マジで!?まさかあの大塚?」 はい?どの大塚? 「学校に来てないよな?俺と同じクラスだからよろしく!つか、その窓にある柵はなに?」 同じクラス? なぬ! ヤバイ! まさかクラスの人が来るなんて…
/165ページ

最初のコメントを投稿しよう!

163人が本棚に入れています
本棚に追加