幼馴染み

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「ね、俺の言うとおりだったでしょ?」 あたしの言葉を待たずして、笑顔で問い掛ける三浦くん。 何者だ、この人… 返事に困って口ごもっていると、1限目開始のチャイムが鳴った。 「起立、礼!お願いします。はい、では課題の答え合わせから。問一、真辺答えて。」 いきなり当てられて、テンパる。とりあえず、三浦くんが教えてくれたとおりに… 「マ行変格活用です。」 「お、これ結構難しい方だったけど、よく出来たな。正解だ。」 え、まじで?難しいやつだったの? 思わず三浦くんの方を見る。視線に気付いた三浦くんは、パチンとあたしにウインクすると、机に伏せて寝てしまった。 やばい…すごいよ!隣りの席に神が転校して来ちゃったよ! 三浦くんは1限中、先生に注意されてもずっと爆睡したままだった。それどころか、2限と3限は授業に出てなかった。 お昼休み。 「そういや、優花のクラスに転校生来たんだって?」 .
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