幼馴染み

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隣りで未果がきゃあきゃあ言ってるけど、それも気にしてらんない。 問一、傍線部の活用の種類と活用形を答えよ。えーと… 「そこ、間違ってるよ。」 ふいに頭の上から声がした。 は…? 顔を上げると、見慣れない茶髪の男。 誰ですかあなた… 「はは、お前誰?みたいな顔してるね。図星でしょ?」 楽しそうに笑う彼は、世でいうイケメンという分類に入るに違いない。整った顔立ちをしている。 「はあ…図星です。」 困惑の表情を浮かべる。ってか、まじで誰?何であたしの隣りの席に座ってんの? 「わ~ほんとに先生の話全然聞いてなかったんだ。面白いね君、俺の名前は三浦光佑。今日この桜凛高校に転校して来たんだよ。」 あ、転校生…この人か。やばい、全然聞いてなかったよあたし。 「あはは、ごめーん。宿題で手いっぱいだったもんで…」 愛想笑いで誤魔化して適当に返事する。てか、馬鹿っぽそうだなこの人…茶髪だし。チャラそう。 なんて勝手な妄想を膨らませていると。 「うん、良い度胸してるよね。それからそこも間違ってるから。」 .
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