お伽噺

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ある日、悪魔は呟いた。 「俺は、なにを失った?」 そして、妖魔は嘆いた。 「君は心を勇者に捧げた。」 だから悪魔は笑い言った。 「俺には何が残ってる??」 すると言った 「君には何も残ってない、もう消えるだけだ」・・・・と そこで悪魔は喜んだ。 「ありがとう」 そして消える。 これは死を待つ悪魔を勇者が食らう物語・・・・。 戦の中悪魔の勇者こう言った。 「この犠牲はどうとればいい・・・?」 そして友者はこう言った。 「悪魔を食らい世界を捧げばいい」 そして辞めたがりの勇者はほざいた。 「誰に捧げる??」 友者は微笑み言った。 「この世界を造った創主に」 だから創主は、笑った。 この世界の仕組みに・・・。 その後、勇者は消えた。 民の死の絶望を持って・・・。 世界を捧げた。壊す創主に・・・。 そして二回目の世界。 仕組みは変わった。 勇者が食らい世界を、絶望を、悪魔にあげた。 悪魔が死を待つように・・・。 これは、死を待つ悪魔が死を逃れる話だった。 これは、勇者が、受け入れる話だった。 これは、創主が生み出す話だった。 こうなるためのお話だ。
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