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夕日が窓辺を朱く染める頃 黒い学ラン姿、胸元のボタンは飾りで付いているだけ。 だらし無くばだけ、インには派手なプリントのTシャツ。 ズボンもお尻半分程ずらし、ピンクの大きなハートの模様柄のパンツを覗かせている。 小さな子供が母親に甘えるようにすがりつく学を有紀子は、ひざ枕にのせ、学の頭を何度も何度も撫でていた。
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