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1年生の入学式の時は、大きいなぁ~と感じていた。
実際よじ登るようにしがみついていたものだ。
それが今では自然に腰掛けることができる。
ガラスから目を離すと、美穂も同じようにガラスを通しての景色を見ていた。
「綺麗だね。音もちゃんと鳴ったし。早く部屋にかざりたいなぁ。村井くんの、色とか素敵だねっ。ひまわりでしょ?その花」
「うん。母さんが好きな花だから。」
柚希は少し照れながら答え、美穂の方を見てニッコリ笑った。
風鈴は参観日まで教室に飾り、保護者に見てもらった後、各自 家に持って帰る予定。
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