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「遅れてゴメンっ!そして勝手に合コンにしてごめん!!」
綺麗にセットされた髪が崩れるんじゃないかって位、頭を勢いよく下げる優子に、何だか完全に断るタイミングを失ってしまった。
「どうしても今日集めてくれって頼まれちゃってさぁ」
やっぱりか、と由紀は大きくため息をついた。
「まっ仕方ないね、優子には次回の飲み代を奢ってもらう事にするわ。ねっ奈々?」
「あっ…うん。仕方ないかな」
はははっと笑ってみせたものの…やっぱり気が乗らない。
その後、優子から相手の男性達の話しをしばらく聞いていた。
相手は誰もがよく知る大手企業の社員で、仕事柄うちの式場にも何度か来ているらしく、その時に仲良くなったらしい。
仕事も出来てイケメン揃いだと面食いの優子が自信満々に豪語する。
――なおさら気が乗らない。
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