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俺は残念そうな表情を作って言った。
「会長様達が居るんじゃぁ、近付けないよぉ。」
近づきたくもないけど。俺は引き続きイベントを傍観することにした。見ればカオスそのもの。超萌える。7人の美形が1人を取り合ってる!良い眺めだ…。と思っていたら。
「薫ー!助けてくれー!!!」
舌打ちしそうになった。何で転校生が俺に絡んで来るんだよ。そのせいで美形集団の視線が痛いじゃないか。
「無視すんなよな!!!」
転校生が自力で美形達を振り払って俺の近くまで寄って来た。
「てめぇ…、朽葉薫…。」
「こんにちはぁ。」
この状況で笑顔で会長に挨拶出来た俺は凄いと思う。
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