-学校-

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「着いたよ。」 「ありがと。じゃね、樹。」 「ばいばい。愛羅ちゃん。」 私は樹が見えなくなるまで見送った。 では、そろそろ入りますか。 ガチャ。 …あ。ノック忘れた。 まぁいいや。 「失礼しまーす。」 「愛羅!!」 ガバッ バキッ 私は、飛んで来た物体に回し蹴りをかました。 …もちろん、軽くね。 「あ、愛羅…」 「あ。龍弐。」 「お前…本気で蹴るな!!」 「本気じゃねぇし。」 こいつ、私の兄貴。 西木 龍弐。24才。 24才とは、思えない顔。 要するに…イケメンだ。 鬼龍の十代目総長。 「愛羅!!会いたかったぞ。」 忘れてた。 こいつ…シスコンだった。 「出来れば会いたくなかった。」 「何でだよ!?」 「…鬱陶しいから。」 「お兄ちゃん悲しいぞ!!」 「きも。」 「きも言うな!!」
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