2.転校しました

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―犂斗 side― 翌日。 朝、朝食の用意がし終わったところに携帯のアラームが鳴る。 「あぁ、ちょうど時間だな。」 エプロンを外して寝室に移動。流雨を起こしにかかる。 流雨は広い寝台の真ん中で少し身体を丸めて、まだ眠っていた。 「流雨、起きろ…」 そっと揺する。 流雨は朝が弱い。なかなか起きないし、目を覚ましたばかりの時は七割方、寝ぼけている。 『……ん。』 「流雨、時間だから。起きろ」 『やっ、まだ寝る…』 ほら、こんな調子(笑) ホント普段の流雨からは考えられないな。 学校では優等生の演技するみたいだし、クラスメートとかこういうの見たら驚くんだろうけど。 うん、想像したら笑えた(笑)
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