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―犂斗 side―
翌日。
朝、朝食の用意がし終わったところに携帯のアラームが鳴る。
「あぁ、ちょうど時間だな。」
エプロンを外して寝室に移動。流雨を起こしにかかる。
流雨は広い寝台の真ん中で少し身体を丸めて、まだ眠っていた。
「流雨、起きろ…」
そっと揺する。
流雨は朝が弱い。なかなか起きないし、目を覚ましたばかりの時は七割方、寝ぼけている。
『……ん。』
「流雨、時間だから。起きろ」
『やっ、まだ寝る…』
ほら、こんな調子(笑)
ホント普段の流雨からは考えられないな。
学校では優等生の演技するみたいだし、クラスメートとかこういうの見たら驚くんだろうけど。
うん、想像したら笑えた(笑)
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