第一話 イジメ

7/16
前へ
/37ページ
次へ
次の日、教室に入ると私の席が例の三人に占領されていた。 「お、お、おはよ」 腰がひけてるのが自分でもわかった。 「お前さ、昼に視聴覚室前に来いよ」 馬場が脅すように話しかけてきた。 「し、視聴覚室前?なん…で」 遠慮がちに問う。膝ががくがく笑っているのを自覚できた。 「うちらと一緒にご飯食べよ?」 赤坂の笑顔が睨むような笑顔ですごく怖かった。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

53人が本棚に入れています
本棚に追加