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何だったんだろうか
昼休みから今までの苦難は・・
片思い相手に彼女が出来たと勝手に凹み、授業を抜けてみんなに迷惑をかけ、挙げ句の果てには勘違い
自分の失態に顔が熱くなるが、それ以上に安堵している自分がいた
ハ「そ、そうだったのですか・・・ハァ、私はてっきり彼女さんだと・・スイマセン勝手に勘違いしてしまいました・・・」
魅「それはいいけど ・・もしかして俺に彼女が出来たと思ってそんなにしょげてたんだ」
魅月はニヤニヤとハナの顔を覗きこむ
完全に図星であるハナは上手い言い訳が思い当たらず固まってしまった
動かないハナに容赦なく距離をつめる魅月
徐々に近づく赤い瞳から目を逸らすことなど不可能だ
ハ「(し、心臓の音が聞こえてしまう・・・っ)」
少しでも押さえようと胸の辺りをぎゅっと掴む
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