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ハ「あ!・・・来、た・・・」
ハナは喜んだ表情のままで固まってしまった
魅月はいつものように中庭に現れたが、一緒にいた人は男友達ではなく1人の可愛い女の子だった
ハ「・・・・・・・・」
魅月は呆然とするハナには気付かず、その女の子にいつもハナが見てきた笑顔を見せる
遠い位置にいるので全く会話の内容は分からないが、2人の雰囲気は良いように見えた
あえて言えば女の子の方が緊張がしていて落ち着きがない
あれは相手に好意を持っている態度だろう
対して魅月は全くいつもと変わらない態度なのだが、そこまで今のハナには見えなかった
ハ「彼女さん・・でしょうか・・」
ショックにより後退りをしてその場を去るハナ
自分が大きな間違いを確かめもせずに逃げてしまったことなど、ハナは知る由もなかった
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