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憧れの先輩に彼女が出来た・・
元より無理だと諦めていた恋がもう確実に実ることはないという事実にハナはうなだれた
午後からの授業は、途中から体調不良だと言って抜けさせてもらった
いつも毎時間の授業を熱心に取り組んでいるハナを疑う者はおらず、簡単に抜けることができた
むしろ真剣に自分を心配する声がつらかった
ハ「みなさんにも、心配させてしまった・・・」
めったに人の来ない裏庭にある桜の木の下にしゃがみこむ
失恋と罪悪感で胸がキリキリと痛んだ
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